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よじまる 本、本屋のこと又はいろいろ思う事
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e1 江戸の閨房術(新潮社)

 閨房・・けいぼう と読む。 所謂寝室、寝間、そこから夫婦生活という意味もある。江戸のH本、HOW TO SEX本てなところか。

 私は下ネタが好きであるがこの本はH本だが少し高尚(笑)な香りが否、学術的なH本のような気がする。棚に一冊入れてある程度だとそれほど目立たず知る人ぞなんて知るてな売れ方であった。しかし、平積み(何冊か積み上げる販売手法)にして置いたらまあ水を得た魚のように生き生きと売れ始めた。買う層はおじさん達だ。この本を紹介すると後で良かったよと言われる、何がどうとは言わないがそれはそれである。
今日もこの本を買っていくおじさんの嬉しそうな背中を見送った。
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私は選書する時に表紙のタイトル、絵などの装丁を重視します。出ものリストではどんな本か、本の顔が見えません。まず顔を見ないとこいつは売れるかなとか想像出来ません。例えシリーズでも判らないものです。その点新書とか選書とかいうのはいけませんね、みな顔が同じなので本の個性が全く無い。実際装丁だけで選んで内容がいまいちというのも中にはありますが・・・内容と装丁、作家と装丁家、ピッタリ合うとロングセラーの予感がしますね。と言うことで今回は本の顔、こちらは本当に顔で選びました(笑)内容は何でも良かった・・失礼。でもこの子は実にいい顔してます。

syoujyo ちいさい女の子のドレスブック 文化出版局 より

  私は電車通勤者だ、しかも8分なのでその時間内で読むものは何が良いかと考えた。すっきり読めて次の日まで我慢できる(本当は我慢できないが)本は?選んだのは居眠り磐音シリーズ、佐伯泰英の痛快時代小説。読み出したら本当に面白い。何人かに勧めたが反応はすこぶる良いのだ、やはりおじさんばかりにだが・・・勧善懲悪、主人公が無敵と安心して読めるのはいい。冷や冷やするのは現実だけで十分、仮想のなかでまでハラハラする必要なし!という点で今のおじさん族にはうけるのか?そんなことあまり分析することもないのかも。
それから私が何より引かれたのは表紙画、蓬田やすひろの絵がとても好きでセットでほれました。この人の表紙画はあちこちで見かけますがこれ以上有名にならないで!と思う一人です。蓬田さん、すんません。ペコリ(笑)
1日片道3ページペースで私のお気に入りは進んでいく、当然休みの日は読まないが。こんな読み方もできる本です。

居眠り
居眠り磐音江戸双紙シリーズ
 私が本屋に入ったのは28年も前のことだ。最初に専門書をやれと言われた。
ほんとに出来るの?って感じでやり始めたのを覚えているが、随分楽しかったことも事実であった。
何年かやってそこそこ出来るようになって言われた言葉がタイトルの<掃き溜めに鶴>である。
ベストセラーになりそれがロングセラーと変わって行く本がある、いわゆる売れ行き良好書でなるもである。それをそのジャンルの棚へ入れるにあたってその品揃えがしっかりしていないとせっかく売れる本もダメになってしまう。そう教えて頂いたのは今はジュンク堂にいる中村文孝氏である。実に言い得て妙である。さあ、棚が掃き溜めになっていないか調べよう!
そうそう当時の鶴は阿部謹也、中世を旅する(平凡社)だった。

中世を旅する
中世を旅する(平凡社)


私の名はよじまる。
とある本屋に勤めています。随分長く本屋の仕事をしてます。
本にまつわるいろいろな話を書き留めてみたいとここにやって来ました。

トキワ園書店
とある書店の書皮
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