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よじまる 本、本屋のこと又はいろいろ思う事
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 2日連続である。珍しいので雨が降るか、寒くなるかだ。
最近、浅田次郎の地下鉄(メトロ)に乗ってが評判である。駅に降りていくとそこは昭和30年代の町で、それを背景にして物語の人間模様が描かれて行く。私が思い出した本は谷口ジローの”遥かな町へ”である。ここにも30年代が描かれている。しかし、私はノスタルジックなものというよりは別な視点でこのマンガが好きである。それは若い頃の母親に会うという事である。私は何を隠そう若い母に逢いたい、話がしたい。
 認知症を患う母、昨日は糖尿病も発覚してしまう事態に私は逃げ出したいという気持ちになった。それとは逆に記憶を辿り、若い頃の母は何を考えて生きていたのか知りたいと思った。できれば今の自分のままで接してみたい気がした。この作品の中で14歳にタイムスリップした主人公が始めて母親に逢ったときに流した涙が私の心に残っている。認知症の為、会話があまり成り立たないが辿って行きたい過去がある。そして現在を生きて欲しいと切実に思った。

jiro

遥かな町へ(上下巻)小学館
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