よじまる 本、本屋のこと又はいろいろ思う事
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変な事件の為、横道に大きくそれてしまった感がある。やはり本を紹介したいのである。今回は涙があふれた本。
私が30代終わりに出会った鈴木秀子氏の1冊。
本文にこんな一節があります。「死が近づいている病人が元気を取り戻し、あたかも回復したかと思われる時があります。その間に、病人は、し残したり、言い残したり、したいと思っていたことをなし遂げることがあるのです。私たちはこの時間を{仲よし時間}と呼んでいます。」死の直前に訪れる{仲よし時間}に人は何を語ってゆくのか。
本文の鎮魂歌という章を読んだときには止め処なく涙が頬をつたった。ある小児ガンの少年が息を引き取る前夜に両親、妹に別れを告げる内容である。子供のいる親としては耐えられない光景で、書いている今も目がにじむ思いです。死を身近に感じる年代になった今、よく生きる事がよく死ねる事という言葉の意味を強く感じる事が出来る。そんな思いです。
死にゆく者からの言葉(文春文庫)
私が30代終わりに出会った鈴木秀子氏の1冊。
本文にこんな一節があります。「死が近づいている病人が元気を取り戻し、あたかも回復したかと思われる時があります。その間に、病人は、し残したり、言い残したり、したいと思っていたことをなし遂げることがあるのです。私たちはこの時間を{仲よし時間}と呼んでいます。」死の直前に訪れる{仲よし時間}に人は何を語ってゆくのか。
本文の鎮魂歌という章を読んだときには止め処なく涙が頬をつたった。ある小児ガンの少年が息を引き取る前夜に両親、妹に別れを告げる内容である。子供のいる親としては耐えられない光景で、書いている今も目がにじむ思いです。死を身近に感じる年代になった今、よく生きる事がよく死ねる事という言葉の意味を強く感じる事が出来る。そんな思いです。
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ダ・ヴィンチ・コードが話題を呼んでいる中、静かに売れ始めた本がある。明日の記憶という表題でテーマは認知症、実に重苦しい内容で辛い。少し前までは痴呆症という残酷な病名であった。名前が変わっても病気は決して変わらないのであり、本人その家族には極論すると何の変化もない。私の母も80歳でその病気にかかり現在も進行している。かかって初めて健康な時の大切さが解るがそれは治る事が前提となった状況下での話であろう。記憶できない、記憶がなくなるという恐怖はいかばかりか私には解らない。少し前まで会話が成り立ったがあっという間に寡黙な人になってしまった。止めるすべもなく進行した病に何も出来なかった。ただ悔しさのみが残った。
最近、ボケ防止の計算、音読、ぬりえが流行っている。本屋は大変恩恵を受けている。認知症の母がいる事とそのような本を売ることは全く別事なのだが何故か自分の中で割り切れない悲しさがある。
明日の記憶(光文社)
発刊当時は表紙も暗かったが映画化で前向き?になった
最近、ボケ防止の計算、音読、ぬりえが流行っている。本屋は大変恩恵を受けている。認知症の母がいる事とそのような本を売ることは全く別事なのだが何故か自分の中で割り切れない悲しさがある。
私は電車通勤者だ、しかも8分なのでその時間内で読むものは何が良いかと考えた。すっきり読めて次の日まで我慢できる(本当は我慢できないが)本は?選んだのは居眠り磐音シリーズ、佐伯泰英の痛快時代小説。読み出したら本当に面白い。何人かに勧めたが反応はすこぶる良いのだ、やはりおじさんばかりにだが・・・勧善懲悪、主人公が無敵と安心して読めるのはいい。冷や冷やするのは現実だけで十分、仮想のなかでまでハラハラする必要なし!という点で今のおじさん族にはうけるのか?そんなことあまり分析することもないのかも。
それから私が何より引かれたのは表紙画、蓬田やすひろの絵がとても好きでセットでほれました。この人の表紙画はあちこちで見かけますがこれ以上有名にならないで!と思う一人です。蓬田さん、すんません。ペコリ(笑)
1日片道3ページペースで私のお気に入りは進んでいく、当然休みの日は読まないが。こんな読み方もできる本です。

居眠り磐音江戸双紙シリーズ
それから私が何より引かれたのは表紙画、蓬田やすひろの絵がとても好きでセットでほれました。この人の表紙画はあちこちで見かけますがこれ以上有名にならないで!と思う一人です。蓬田さん、すんません。ペコリ(笑)
1日片道3ページペースで私のお気に入りは進んでいく、当然休みの日は読まないが。こんな読み方もできる本です。
居眠り磐音江戸双紙シリーズ