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よじまる 本、本屋のこと又はいろいろ思う事
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 変な事件の為、横道に大きくそれてしまった感がある。やはり本を紹介したいのである。今回は涙があふれた本。
私が30代終わりに出会った鈴木秀子氏の1冊。
本文にこんな一節があります。「死が近づいている病人が元気を取り戻し、あたかも回復したかと思われる時があります。その間に、病人は、し残したり、言い残したり、したいと思っていたことをなし遂げることがあるのです。私たちはこの時間を{仲よし時間}と呼んでいます。」死の直前に訪れる{仲よし時間}に人は何を語ってゆくのか。
本文の鎮魂歌という章を読んだときには止め処なく涙が頬をつたった。ある小児ガンの少年が息を引き取る前夜に両親、妹に別れを告げる内容である。子供のいる親としては耐えられない光景で、書いている今も目がにじむ思いです。死を身近に感じる年代になった今、よく生きる事がよく死ねる事という言葉の意味を強く感じる事が出来る。そんな思いです。

siniyukumono 死にゆく者からの言葉(文春文庫) 
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